真の健康住宅を実現する4つのポイント

① 室内の空気の安全 ~深呼吸したくなる家を~

人が一生のうちにもっとも多く体に取り入れているもの。それは、食べ物でも水でもなく、「空気」です。特に、自宅で過ごす時間が長い現代では、室内の空気の質が健康に及ぼす影響は計り知れません。 にもかかわらず、現代の多くの住宅では、壁材や接着剤、建材の加工に使われる化学物質が、知らぬ間に空気中に放出されています。これらが「シックハウス症候群」などの原因になることもあり、特に小さなお子様や高齢者、アレルギー体質の方にとっては深刻な問題です。

千寿堂では、こうした室内空気の安全性に着目し、空気を汚さない家づくりを徹底しています。私たちが選ぶのは、昔ながらの自然素材。 たとえば、木材の接合には、化学接着剤ではなく「米のりや膠(にかわ)」を。壁には、調湿性と抗菌性に優れた「漆喰(しっくい)」を使っています。 漆喰の原料となる石灰石は、火に焼かれ、水を加えることで「消石灰」となり、日本では古来より布海苔やスサなどと練り合わせて壁材として用いられてきました。その成分は、空気中の有害物質や湿気、さらにはにおいまでも吸着・分解してくれるのです。

こうした自然素材の力によって、室内はいつでも清らかな空気に包まれます。家に帰るたびに、ふっと肩の力が抜けるような、思わず深呼吸したくなる空間。 そんな住まいこそ、私たちが目指す「本当の意味で健康に暮らせる家」なのです。

② 家に入ってくるすべての水の安全 ~飲む水、浴びる水、暮らしの水を見直す~

私たちの暮らしに欠かせない「水」。飲む、洗う、炊く、浴びる──毎日のさまざまな場面で、私たちは水と触れ合っています。けれど、その「当たり前」に、少しだけ目を向けてみませんか?
実は、世界中で水道水をそのまま安心して飲める国は、たったの9か国しかありません。その中に日本も含まれていますが、安心と引き換えに用いられているのが「塩素」です。日本の水道水には、消毒のために最低でも0.1ppmの塩素が含まれており、地域によっては0.5ppm以上という数値が確認されることもあります。これは、実はプールの水よりも高い値なのです。

「飲み水はミネラルウォーターにしているから大丈夫」と思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、ちょっと待ってください。私たちは、水を飲むだけではなく、毎日肌からも大量の水を取り込んでいるのです。特にお風呂やシャワーの際、皮膚は塩素をそのまま吸収してしまいます。しかも皮膚から入った物質は、肝臓や腎臓を通らずに直接血流に乗って全身に巡ってしまうため、わずかな毒性でも見逃せないリスクになるのです。
小さなお子様や高齢のご家族がいらっしゃるご家庭なら、なおさら気になるところではないでしょうか。
だからこそ、千寿堂では、家に入ってくる「すべての水」の安全性を真剣に考えています。

飲む水だけでなく、洗う水、浴びる水、そして空気中の湿気に至るまで、体に触れるあらゆる水をクリーンに保つ。それが、私たちが目指す「本物の健康住宅」に欠かせない要素なのです。
水は、いのちの源。目には見えないけれど、毎日を支えてくれる大切な存在だからこそ、もう一度、家の「水」と真剣に向き合ってみませんか?

③ 室内の温熱環境の安全 ~家全体がやさしく包みこむぬくもりを~

家の中に、ほんの少しの温度差があるだけで、体は驚くほど影響を受けるものです。
リビングは暖かいけれど、廊下や脱衣所に行くとヒヤッとする──そんな経験、誰しも一度はあるのではないでしょうか?
千寿堂では、この「温度差」に着目し、家全体をやさしく包み込むような、快適で健やかな温熱環境を大切にしています。高気密・高断熱の設計に加え、計画的な換気システムを組み合わせることで、家中どこにいても、夏は涼しく、冬はほんのりと温かい。「ヒートショック」や「寝冷え」などのリスクを抑え、一年を通して安定した室温を保つ工夫をしています。

たとえば、産業医科大学の調査では、寝室をしっかりと暖めて眠る子どもは、暖房のない部屋で寝る子どもに比べて、風邪をひく割合が4分の1以下にまで減ったという結果が出ています。
人の体は冷えることで免疫力が下がり、風邪や体調不良を引き起こしやすくなります。だからこそ、単に「快適」という言葉では言い尽くせない、体を内側から守ってくれるような温熱設計が必要なのです。

私たちは、温度差のない住まいを「予防医学としての家」と考えています。
病気になってから治すのではなく、そもそも病気になりにくい空間を整える。これからの時代に求められる、本当の意味での“安心できる家”とは、そうした思いやりの詰まった空間ではないでしょうか。
ふとした瞬間に、床のやわらかなぬくもりに安らぎを感じたり、寒い冬の朝でも、寝起きの足元が冷たくない幸せに気づいたり…。 そんな、心と体に寄り添う「やさしい温度」のある住まいを、千寿堂と一緒に叶えてみませんか?

④ 電磁波の除去 ~見えないけれど、確かにそこにあるものへの配慮~

現代の暮らしは、目には見えない「電磁波」とともにあるといっても過言ではありません。
スマートフォン、Wi-Fiルーター、IH調理器、テレビ、冷蔵庫…。私たちの生活を支えるあらゆる家電製品や通信機器が、知らず知らずのうちに電磁波を発しています。

特に見落とされがちなのが「屋内配線」からの電磁波です。壁の中や床下を通る電気の流れが、住空間全体に微弱な電磁場を生み出し、私たちの体に長時間影響を与えることもあるのです。
一部の研究では、こうした低周波や高周波の電磁波に長くさらされることで、「頭痛」「睡眠障害」「倦怠感」「自律神経の乱れ」といった不調を訴える方がいると報告されています。とくに小さな子どもや敏感な体質の方は、その影響を強く受けやすいとされています。
だからこそ千寿堂では、「見えないけれど確かに存在するもの」にまで誠実に向き合う住まいづくりを心がけています。
具体的には、電磁波の発生を抑えるために、シールド配線やアース付きの設計を採用。さらには、電磁波を反射・吸収する特殊な建材や、電気回路の配置にも細やかな工夫を施しています。

電気の便利さを保ちながらも、電磁波による影響をできる限り最小限に抑える──そんな“見えないやさしさ”を形にしているのです。
設計士の目線から見れば、こうした配慮は単なる「オプション」ではなく、住む人の健康と安心を守るための「基本設計」だと私たちは考えます。
快適で、美しくて、心地よい家。その根っこには、「体にストレスを与えない」というとてもシンプルな思想があるのです。

目に見えないからこそ、丁寧に。気づきにくいからこそ、真剣に。
心身ともに軽やかで、安らぎに満ちた暮らしを実現するために──
千寿堂は、電磁波の少ない、やさしい住まいをご提案します。

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