住まいの本当の話|結露は「窓」だけの問題ではありません
2026年1月28日(水)
冬になると気になり始める、窓の結露。
朝、カーテンを開けた瞬間にびっしりと付いた水滴を見て、「この家、寒いのかな」「窓が悪いのかも」と感じたことはありませんか。
けれど実は、結露の原因は窓だけではありません。
住まい全体のつくり方や、空気の流れ、素材の選び方が深く関係しています。
結露が起きる本当の理由
結露は、室内の暖かく湿った空気が、冷たい場所に触れることで水に変わる現象です。
つまり問題は、
・窓の性能
・室内外の温度差
・湿度
・空気の滞り
これらが重なり合って起きているということ。
どれだけ高性能な窓を使っていても、家全体の断熱や気密、換気計画が整っていなければ、結露は別の場所で発生してしまいます。
見えない結露が、家の中に潜んでいることも
注意したいのが、壁の中や床下で起きる結露です。
これは普段の暮らしでは見えません。
見えない場所で湿気がたまり続けると、
・カビ
・ダニ
・木材の劣化
といった問題につながることもあります。
「窓はきれいなのに、なんとなく空気が重い」
そんな違和感は、住まいの内部環境から来ている可能性もあるのです。
自然素材の家が結露に強い理由
自然素材の家では、無垢材や漆喰といった素材が湿気を吸ったり吐いたりしながら、室内の湿度を穏やかに調整してくれます。
これは、機械に頼る対策ではなく、素材そのものが働く、昔ながらで理にかなった仕組み。
さらに、断熱・気密・換気を住まい全体で考えることで、室内の温度差が小さくなり、結露が起きにくい環境が整います。
結露対策とは、「部分的な改善」ではなく、家全体のバランスを整えることなのです。
結露は、住まいからのサイン
結露は、単なる不快な現象ではありません。
住まいが発している、ひとつのサインです。
空気はきちんと流れているか。
湿気が逃げる場所はあるか。
素材は、その家の環境に合っているか。
そうした問いに向き合うことで、住まいはもっと快適に、もっと長持ちします。
本当に考えたい、結露のない暮らし
結露を拭き取る毎日から、結露が起きにくい住まいへ。
自然素材の家は、見えない空気と湿気にまで目を向けながら、人にも家にもやさしい環境をつくります。
住まいの本当の話は、ガラスの表面ではなく、その奥にある「家の仕組み」に隠れているのです。





