住まいの本当の話 ― 人気のリビング階段、吹抜け、勾配天井の落し穴
2025年11月19日(水)
プラン作成時にお客様からご要望の多い「リビング階段」や「リビングの吹き抜け」、「平屋のリビングの勾配天井」について少しお話をします。
お子様がリビングを通って自分の部屋に行くようになるリビング階段は、廊下が少なくて済むので効率的な間取りを作ることもできるというメリットがあります。
リビング上部が広がりの有るリビングの吹き抜けや勾配天井は、2階部分からも光を入れることができるので家の奥まで光が届きのびやかな空間を得ることができます。
夏には温まった空気が部屋の上に溜まるので、吹き抜けや勾配天井は熱い空気の溜まる空間が大きくなるのと、上部に窓を取って積極的に熱い空気を抜く事ができるので、とても有効で過ごし易いリビングになります。
しかし、ここで気を付けておかなければならない事は、これらのリビングは冬にはとても環境の悪いリビングになってしまうという事です。
暖房した暖かい空気は上に上がっていき、2階の冷たい空気がリビングに降りてきてしまいます。
格好いいからと言って安易に採用すると、冬を快適に過ごすことのできないリビングを造っていまうということになります。
このリビングの問題を解決する方法はあります。
1️⃣輻射熱の暖房器具を取り付ける。(ヒートポンプ式蓄熱床暖房、エコウィン等)
2️⃣全館空調にして2階も一階の温度と同じにする。(断熱性の高い建物にする事と常時作動させておく事が前提)
3️⃣建物の断熱性を極度に上げていく。(外の冷気を家の中に入れなければ温度差は起こらない)
暖房器具には対流式の暖房器具(エアコンや温風ヒーター等)と輻射熱の暖房器具(床暖房、パネルヒーター等)が有ります。
対流式の暖房器具の場合は暖かい空気が上に上がって冷たい空気が下に降りてきます。
シーリングファン等で暖かい空気を下に降ろせば良いと思われがちですが室内での気流は風速0.1Mで1度温度が下がったと皮膚は感じてしまいます。
また、気流がホコリを舞い上げるので宜しくありません。
輻射熱の暖房は気流が起こらず赤外線が熱を運んでくれるので、温度の高い方から低い方に伝わっていき上下間の温度差は無くなりますので、リビング階段や吹抜けや勾配天井には必ず必要な暖房器具です。
輻射熱の暖房器具を使用しない場合は、リビング階段、リビングの吹抜けはおすすめできません。
このような説明しない業者さんも多いのでご理解をしておいて頂いたらと思います。
建物を建ててしまった後では、間取りを変更するというのはとても難しいので、よくご検討の上、決定をするようにして下さい。
プランのご提案や資金計画のご提案は無料でさせて頂いております。ぜひご活用下さい。






