住まいの本当の話 ― 本当に良い設計って・・・
2025年11月12日(水)
良い設計とは、人によって好みや求められている物が違いますので一概には言えないとは思いますが私が設計する時に大切にしている事を少しお書きします。
日本は高温多湿の気候なので江戸時代の建築の指南書に『夏を旨として造るべし』とあります。
そこで重要と思われるのが夏の日差しを遮る為の庇(ひさし)と風の流れです。
新築住宅でリビングに大きな窓をつけるのが夢だたという人の動画を拝見しましたが、『冬は良かったが、夏は日差しがもろにリビングに入ってきて暑くて!!5月からエアコンをつけて過ごした』との事でした。
これは当たり前のことで、庇のない大きな窓は冬は日射を受けて部屋は暖かくなりますが夏は強い日射が入ってきてとても暑くなってしまいます。
建築士の試験でよく出てくる問題なのですが窓直上で60cm以上の奥行きのある庇が有ると日射は入ってきません。
建物の断熱性能が上がってきたので、エアコン等の機械による快適な環境を作れば良いとの考えもありますが、それには電気代等の光熱費も掛かりますし気持ち良くありません。
今、お金が掛からないタダな物は『風』と『光』しかないのです。
そのふたつを取り入れる間取りや外観デザインにすることが大切な事だと思っております。
エアコンが普及していない頃に造られていたお家は、庇が深く(長く)なっていて部屋を障子や襖(ふすま)で仕切られていて、蒸し暑い夏には、直射日光を遮って障子や襖を開け放って風を通して涼しく過ごす工夫がされていました。
庇が無く、小さい窓が設けてあるデザインをよく見受けますが実際に住んでみると大変な事が多いと思います。
庇の無いお家ですと
・外壁が汚れやすい。
・窓が汚れやすい。
・雨がいつ降るかわからないので開けられない。
間取りやデザインの設計やアドバイスは無料でさせて頂いておりますのでお気軽にお声をお掛けください。






