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住まいの本当の話 ― 知っているようで知らない床材の話

2025年10月22日(水)

今回は、住宅の床材のフローリングについてお話をします。
お客様の建材選びのご参考にして頂ければ嬉しいです。

フローリングには天然木から切り出して作った無垢フローリングと工場で貼り合わせて作った人工の合板フローリングが有ります。
千寿堂が提案する無添加住宅は無垢フローリングしか使いませんので、本日は無垢フローリングのご説明をさせて頂きます。それぞれメリットとデメリットが有りますので、お住まいの計画に沿ったものをお選びいただけたらと思います。

・無垢(むく)=汚れの無い純真
・無垢材(むくざい)=原木から切り出したそのままの木材

無垢材の特徴

無垢フローリングは木材本来の雰囲気を楽しめ、素足で直に木の温もりを感じることが出来るので人気があります。
無垢フローリングは合板フローリングに比べ冬は温かく、夏は、無垢材が調湿性能が高いので素足で歩いてもベタつかず気持ち良くスリッパのいらない生活ができます。

樹種としては、オーク(なら)フォールナット(クリ)メープル(かえで)アカシアパイン(松)ヒノキ等が有ります。
他に弊社では化学物質過敏症の方にも使用して頂けるシンゴンもお選びいただけます。
少しアレルギーが気になられる方はパインや杉やヒノキは避けた方が良いと思います。
天然木だからどれを使っても安心という訳ではないのです。(千寿堂では、アレルギーが気になられる方にはテストをして樹種を決定します。)

無垢材は100年以上をかけて硬くなり、焼けて黒くなっていきます。
とても長持ちをしてくれるので張り替えをする事も有りません。固くなっていきますので汚れや傷も年々付かなくなってきます。また、経年劣化も起こさず、風合の有る経年変化(経年美化)を楽しむ事ができます。
備前市の旧閑谷学校(特別史跡)の床が黒光りしていますが無垢材の最終形です。

無垢材が焼けるとは?
太陽光(紫外線)にさらされることで、木材に含まれる成分が化学変化を起こし、徐々に色が変わっていく現象です。これは天然木ならではの特性として「経年変化」とも呼ばれます。

無垢材のお手入れ

無垢材のお手入れ | ナチュラル建築デザイン工房 千寿堂 | 無添加住宅 正規設計代理店

よく無垢材は手入れが大変だという話を聞きますが、実は、とても簡単なんです。
少しの汚れですと濡れ雑巾で拭いて頂き、それでも落ちない場合は、キッチンスポンジの柔らかい部分と硬い部分に水を付けて擦って頂ければ汚れは落ちます。
そでも落ちない場合は、メラミンスポンジで削って頂ければ大抵の汚れは落とすことが出来ます。
無垢フローリングは水を掛けて石鹸で洗うこともできます。
展示場では、スタッフで石鹸で洗っています。(無垢材は水に弱いとのイメージがありますが、木製の船があるように水には強いのです。)
傷や凹みも簡単に補修できます。
凹みに水を垂らしておけば元に戻りますし早く直したい場合は、水を垂らしてアイロンをかけて頂ければ直ぐに戻ります。(傷や凹みもフローリングが焼けて色が濃くなっていきますので気にならなくなります。)

無垢フローリングのデメリット

無垢フローリングのデメリットを少しご紹介いたします。
価格が合板フローリングに比べ高いです。(合板フロアーに比べ寿命が格段と長いので長い目で見れば高いとは言えないと思いますが。)
施工に少し技術が必要です。(合板フローリングとは施工性はかなり劣ります。)
・無垢材が呼吸をしているので、空気中の湿気を吸って伸び縮みが起こりフローリング間の隙間が季節によってできてしまいます。(隙間に埃が溜まってしまうと思われがちですが、掃除機で簡単に取れます。)

無垢フローリングの気持ちよさと雰囲気の良さを是非、展示場をご見学を頂いてご確認をしてみて下さい。
できれば素足で歩いてみて下さい。違いがすぐにご理解を頂けます。

無垢フローリングでも表面にウレタン加工をしている製品が有ります。
そうなると、無垢材は呼吸することができず無垢材の持つ特性がありません。
合板フローリングと同じ物になってしまいます。お気を付けください。

最後までお読み頂きまして、誠に有難う御座いました。

代表写真

ナチュラル建築デザイン工房 千寿堂
代表/光畑 昌利

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