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住まいの本当の話 ― 知っているようで知らない、断熱のお話し

2025年9月24日(水)

今回は、知っているようで良くわからない方も多い「断熱」のお話をさせていただきたいと思います。

断熱材には、グラスウールロックウールセルロースファイバー発泡ウレタン等の色々な素材が有り、それぞれ特色が有ります。
また、施工の仕方も内断熱(本当は柱と柱の間に入れる充填断熱ですが)と柱の外に貼る外断熱充填断熱と外断熱を両方おこなうダブル断熱が有ります。(千寿堂ではダブル断熱仕様を推奨しています。)
断熱は、熱の伝わり方(熱伝導率)と厚みによって決まるので、熱伝導率の低い断熱材で厚みある断熱材で造ることで断熱性の良いお家になります。

断熱の盲点

断熱材の材料と施工の種類についてご説明いたしましたが、壁以外にも窓等の開口部から半分の熱が逃げてしまうのでサッシ等の性能はとても大切です。(弊社では、標準仕様でオール樹脂のペアガラスの高性能サッシをおすすめしています。)※断熱等級6からはオール樹脂のペアガラスが必須になります。
断熱の性能の優劣で冷暖房費に掛かる光熱費が大きく違ってくるのも問題ですが、断熱性能が健康に大きく関わってくる事を知らない人は多いです。
夏の暑い季節は熱中症が話題になりますが、熱中症は屋外で起こるイメージをお持ちだと思いますが、実際には室内で起こる熱中症が4割も有るのです。

室温が18度以下で人間の免疫力は低下する

熱中症対策には水分の補給も大切ですが、室温の管理がもっと大切になってきます。
室温の管理にはエアコンを使う必要がありますが、電気代が高騰している今の現状では断熱性能が電気代に直結する事態になっています。
ですので、お家を選ばられる時は断熱性能の高いお家をお選びになられる事をお勧め致します。
(ちなみに千寿堂で手掛ける無添加住宅®は北海道に建てて良いぐらいの高断熱仕様です。)
夏の暑さに対して冬の寒さでは、健康に対しては室温管理はもっと深刻で室温が18度以下で人は免疫力が低下することが分かっています。
2020年2月29日の山陽新聞に室温が18度以下で眠る子供と、18度以上で眠る子供を比べた実験の記事が出ていましたが、室温が18度以下の子に比べ18度以上の子は風邪を引く子が1/4、インフルエンザに感染するの子が1/2でした。

室温が5℃高い環境の脳神経は10歳若いとの研究結果もあります。

上記のように室温の低下により免疫力が低下し、色々な病気が発症する確率が上がることが分かっています。
イギリスでは居室は18℃以下にしないとの指針がでています。

木材は断熱性能が高い?

よく勘違いをされているのが木材は断熱性能が高いと思われている事です。
木材はグラスウールや発泡ウレタンやセルロースに比べて断熱性能は1/3しかないのです。実は、木材は熱橋(ねっきょう)と言って熱を伝えるものに分類されます。

普通、断熱材は柱と柱の間に充填されるので、柱は室内と外気と直接つながっています。よく目にする事ですが北面の外壁で柱の形に色が変わっていることがあります。
これは柱の部分が断熱性が低いので室内の熱が外壁まで運ばれて外気の冷たさに触れて結露を起こして出来る現象です。
(千寿堂は、柱と柱の間に充填する断熱材と柱の外に炭化コルクでダブル断熱をしておりますのでこのような現象は起こりません。)

また、断熱材に水分が含まれますと断熱性能は著しく減少しますので、外壁に湿気が入らないようにする工夫が必要です。(千寿堂では、アメリカから直輸入している特殊な透湿防水シートを使用していますので壁の中に湿気が入らないようにしています。)
壁に湿気が入ることは、壁体内結露を起こすことになりますので断熱の事より、壁の中の木材が腐ってしまいますので建物の耐久性に問題が出てきてしまいます。

最後までお読み頂きまして、誠に有難う御座いました。

代表写真

ナチュラル建築デザイン工房 千寿堂
代表/光畑 昌利

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